どんな商売にもお客様がいます。
物を買ってくれるお客様、サービスを受けてくれるお客様、など広い意味で自分に利益をもたらしてくれる人を広くお客様と言いますよね。
それでは不動産投資をしていて、あなたのお客様は誰ですか?今日はそんな記事を書いていきたいと思います。
- 自分のお客様が誰か、なんて考えたことない。
- お金を実際に払ってくれる入居者がお客様に決まっている。
こんなふうに考えている人に向けた内容になっているのでぜひ最後まで読んでいってください。
不動産投資のお客様① 入居者
まずは当然お家賃を払ってくれる入居者はお客様ですよね?
どんなに高利回りな物件を所有していても、入居者が付かなければ一円も収益を生むことはありません。
自分の物件に住む人は、ファミリーなのか、単身者なのか、高齢の方なのか、若い方なのか、外国人なのか、日本人なのか、職業は??などと自分の所有物件の入居者としてターゲットになりうる人を想定して物件を運用しましょう。
そうすることで、家具付きがいいとか、家具は付いていなくても家賃が安い方が良いとか、自分の中で打ち手が決まってきますよ。誰か特定の人に訴求するような運営をした人が刺さりやすいというのが私の持論です。
不動産投資のお客様② 不動産業者
さて、次に不動産業者さんです。最終的に家賃を払ってもらえるのは入居者ですが、その入居者を見つけてくれるのは不動産業者さんです。
「いやいや、不動産業者のお客さんが大家でしょう。だって仲介手数料を大家が不動産業者に払うんだから。」
確かにお金を払っているのは大家で、もらっているのは不動産業者ですね。でもこれは契約業務、お客さんを見つけてくれた、ということに対する成果報酬ですよね。それだけの対価をもらっているし、入ってくれた入居者からは、その後その何倍もの家賃を頂くことができます。
入居者を自分で見つけるとしたら、ウチコミやジモティーに自分で物件の情報をUpして、実際に住んでもらえるかわからない希望者の内見に立ち会うなどもろもろの作業が発生します。
不動産業者は、いろいろな街に実店舗を持って、SEOが最適化されたホームページを持って、入居者から問い合わせを受けられるような仕組みを持っています。
日ごろから大切にして、自分の物件を満室にしてくれるような心強い味方になってもらえるようにしましょう。
不動産投資のお客様③ 工務店
3番目のお客様は工務店さんです。
「いやいや、これはいよいよおかしい。工務店が作った物件を大家が買っているんだし、工務店のリフォームサービスを大家が買っているんだから、大家がお客でしょ」
そんな声が聞こえてきそうな気がします。
でもそれは一面的な見方です。工務店のリフォームが一か月遅れていたら、入居者さんが入るのが遅れる、もしくはその入居希望者さんは別のアパートを見つけてしまうかもしれない。工務店さんの建築が一か月遅れることで、2-4月の繁忙期を逃してしまうかもしれない。
入居者様に安全にスムーズにご入居いただくためには工務店さんのサポートは絶対に必須なのです。
まとめ
さて、今回の記事のまとめです。
少し理屈っぽくなってしまいましたが、大家業は入居者様という直接的なお客様がいて、そのお客様を自分のアパートに迎え入れるために関わってくれる関係者皆様を「お客様」と考えて大切に扱うべし、というのが私が本記事で言いたかったことです。
不動産業者(買付・管理・客付け)、工務店、税理士、プロパンガス屋さん、などすべての関係者が自分の大家業を支えてくれていることを時々思い出し、チームで経営できるように頑張っていきましょう。
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