千原せいじさんが築古戸建を買うことについて

今回はちょっと時事ネタです。Youtubeチャンネル「せいじんトコ」の企画もので「資産10億円への道」ということをやっています。

私は千原せいじさんのことが好きなので、単純にみていたのですが、この度150万円の築古戸建の購入に至った回が放送されました。

これに対して、Twitter界隈では、「終焉の始まり」として一部でばずっていました。

内容としては、千原せいじさんのような芸能人が参入してくると、一般の人たちの参入が増え、マーケットが荒らされてしまう、というものです。

これについて私の見解を書いていきたいと思います。

結論

私の結論は影響は限定的だと思います。この動画を見て感化されてマーケットに入ってきたとしても不動産投資はそんなに甘くはありません。しっかり勉強をしないと食い物にされる世界です。

一時的には物件が売れすぎて、出物がなくなったりするかもしれませんが、それも一時的でしょう。

株式投資の場合ですと価格が乱高下して乱されると、その影響がこれまでいた古参の投資家の判断にも影響をしてマーケットが動くことはあるかもしれません。ただ、不動産投資では毎日万人が価格変動を感じるような相場はないため、そういった影響も限定的でしょう。

それよりも私は千原せいじさんに期待したいことがあります。その前に日本の空家問題を整理しましょう。

日本の空家問題

現在日本では空き家の増加に伴い、空き家に関するトラブルも増加しています。新聞やテレビ、雑誌などのマスメディアでも連日のように報道がされており、空き家に対する注目も高まっています。

2013年の総務省調査によると全国の空き家数は約820万戸、全住宅の7戸に1戸が空き家という状況になっています。これが、2033年頃には空き家数2,150万戸、なんと全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうという民間予測となっています。

空き家は4つの種類に分類され、中でも問題になっているのが売りにも、貸しにも出しておらず、定期的な利用がされていない状態の「その他」に分類される空き家です。

空き家が増えるということは、その地域に住む人が減っているということです。そうすると、その地域の活力が低下するだけでなく、道路や水道、電気といったインフラを維持することが難しくなってしまいます。例えば、ある道路の利用家族数が100家族から50家族まで半減してしまった場合、1家族あたりの道路維持の負担は倍となってしまい、他にも、スーパーや銀行、クリニックなど、生活に欠かせない施設の撤退も起きてしまい、空き家の増加はその地域の魅力を低下させてしまう原因となってしまいます。

また、空き家が増えることで老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、不審者による住居侵入(治安悪化)など直接的な被害も考えられます。

築古物件を再生する投資家について

このような状況の中で昨今盛り上がっているのがボロ戸建てを修繕して貸し出し、賃料を得る投資家の存在です。

投資家、ということでどうしても「利回り」「儲け」といったところに頭がいってしまいがちですが、彼らは空家問題の解決の役割を担っているといっても過言ではないと思います。

利用価値のなかった家を再生し、さらに生活保護者や外国人のような生活弱者の人に貸し出すこと、ビジネスを通して社会貢献している良い例だと思います。

千原せいじさんに期待することについて

私がこれから注目したいのは千原せいじさんがどこまで150万円の物件にお金をかけてリフォームをするか?という点です。格安のリフォームだけして貸し出すのか、しっかり直すのか?ここに私は注目しています。

格安のリフォームだけだと、私が見た限りあの物件は長くはもたないのではないかな?と思います。外壁や屋根、などお金はかかるものの、建物の寿命をのばすリフォームにお金をかけてほしいな。と、思います。

不動産投資は「投資」であるかぎりお金を儲けることが優先されますが、家が倒壊して、入居者の方に被害が出たり、近隣住宅や住民を巻き込むケースもあるかもしれません。そういったところにも配慮をしながら長く、細くそして最終的にはがっぽり儲かってた、ということでいいのではないかな?というのが私が思うことです。

まとめ

今回はちょっと時事ネタ、千原せいじさんが150万円の築古戸建を買ったことについて、自分の考えを書いてみました。

私はマーケットへの影響は限定的だと思うし、たとえ参入者が増えたとしても、勉強しないと淘汰される世界だと思います。

それよりも千原せいじさんが、修繕・リフォームにお金をかけて短期的なもうけを優先しないようなしっかりとした運用をする姿を発信してくれれば、日本の空家問題に良い影響すら与えるものだと思っています。

そんなライバルが増えてくれるなら私は喜んで歓迎します。(上から目線!?)

ということで、今回は取り留めのない話になってしまいましたが、時事ネタについて記事を書いてみました。最後までお読みいただきありがとうございました。

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