今回は、新築建売アパートの引き渡しを受けた後、客付をしていて凹んだ出来事を紹介します。
この記事を読めば、新築建売アパートを所有して客付するときに起こりうるトラブルを事前に理解できますし、所有者の心境を追体験できます。
- 新築アパートって本当に人気があるの?
- サブリースで任せちゃったほうが楽だし安全じゃないの?
- 結局経費がたくさん掛かって儲からないんじゃないの?
こう考えている人たちにとって、有益な情報を提供できるように書いていきたいと思います。
物件スペックおよび前提
まず、前提ですが、私の物件は下記のようなものです。
- 間取りは1R (20平米以上)
- 私鉄の各停駅 徒歩5分以内
- 周辺に国の施設、学校などがあり、単身者に需要あり
このような物件を私は自主管理しました。
自主管理した理由は売り主である不動産業者が考える家賃と私が想定している家賃が一割ほどずれがあったこと、私自身自主管理をすることで客付ノウハウを得たいと感じたからです。
それでは、時系列を追いながらトラブルと当時の心境をまとめていきましょう。
トラブル① 問い合わせがない。
売主である不動産業者からお勧めされた客付業者3社に依頼をしました。
2022年1月引き渡し当時、浮かれハッピー野郎だった私は、申し込みが殺到して1月中に満室になっちゃうかな?などと考えていましたが、問い合わせが全くありませんでした。
SUUMO、At home、Homesなどすべてに掲載しましたが、3週間全く問い合わせがありませんでした。
3月の繁忙期には絶対満室にしなければならない、という思いはありましたが、この時点で賃料を下げるという選択はしませんでした。
そうではなく、客付業者をさらに3社増やし、沿線の別駅にある業者の別支店にも直接営業をしました。さらに売主の業者とも一般媒介契約を結び、レインズなどの業者間のサイトに載せてもらうことができました。(それまでは載っていなかったとのこと)
これで、少しずつ反響が取れるようになりました。
トラブル② 申し込み後キャンセルが続出
募集開始から3週間たったころ、初めての申し込みが入りました。
業界ではちょっとやんちゃで有名な客付業者さんだったのですが、65歳女性とのことでした。「審査結果が出たら連絡します」と言われたのが金曜日だったのですが、その時点で私は初めての申し込みに舞い上がり、他の業者さんに対して部屋止めの連絡をしてしまいました。
そして、土日が終わり月曜日、連絡がないので私のほうから連絡をすると「あ~あの方は審査がダメだったんですよ~」と。どうも金曜日中にはわかっていたことのようでした。これには私も一瞬いらっとしましたが、しつこく入居審査の確認をしなかったのは私なので、責められません。
そんなころ、2件連続で申し込みが入りました。20代女性のお友達同士とのことでした。初めての一人暮らしで、どちらも年収的には問題なく、審査もすぐに通りました。今度こそ大丈夫と思って私はまた舞いがって他業者に部屋止めの連絡をしました。
そうしたところ、また業者さんから連絡あり、「2人の内1人の親御さんがこの段階で一人暮らしに絶対反対とのことでキャンセルしたいと言い出しました。また、もう一人も友達が一人暮らししないなら辞める~、と。」。。。ということでまた振出しに戻りました。
新築アパートは全空アパート
と、いうことで2月も終わり繁忙期が半分終わっても、私の自信の新築アパートにはまだ誰も住んでいない状況でした。
物件を掃除しに行って誰も住んでいない物件を見て、初めて「新築アパートは全空アパート」だと強く認識しました。毎日、毎晩、物件のことを考えて押しつぶされそうな気持ちになっていました。
長くなってしまったので、後半に続く、とさせていただきます。
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