45章 大失敗!指値入れて買えなかった築古戸建があとから3倍以上値上げされた件

今回は、私が買い付けを入れた後に値上げされた築古戸建についての記事を書きたいと思います。物件との出会い、現地調査の様子、および買付を入れた経緯をまとめて紹介します。

物件との出会い

ポータルサイトの不動産ジャパンで見つけました。値段は250万円。私鉄の各駅停車停車駅から徒歩9分の物件でした。土地は所有権で接道もあり再建築可。駐車場はないものの近隣の土地を自由に使えることもあって駐車場は問題なし。(これはちょっと危険)

1976年と旧耐震の物件ではあるものの、悪くないなぁ、と思いましたので見に行くことにしました。ただ、この物件、写真が全くなかったのが少し不安要素でした。

不動産業者へ問い合わせ

問い合わせの電話を入れると、かなりけだるそうな感じでの応対。写真がないので目印などないか一応聞いてみたところ、不動産業者からの衝撃の返答が、、、「これウチの所有物件なんですけど、まだ行ったことないんですよね。」と。

どんだけやる気ないんだよ!!笑

その後鍵の受け渡しの手順などを聞き電話を切り、一人で見に行くことになりました。

現地調査

さて、現地調査当日です。実際に行ってみると、駅からのアクセスは悪くなく、目の前の道路も広いです。変な土地ということもなく周りはそれなりの住宅街。

全然場所は悪くないじゃん!

そして現地へ到着。詳細住所が玄関前にきっちり書いてあるので、確かに間違えようはないな、という感じでした。

庭には盆栽が大量にあり、それなりに生活感がありました。外壁の塗装はやり直しが必要で、軒天も敗れているのでこの辺の修繕にはお金がかかりそうです。(ざっと150万円)

そのうえで中に入ってみると、なるほど大量の残置物!また、床もところどころ緩く雨漏りの跡も見えます。全部直したとして、安く見ても100万円かな、というところです。

かなり手はかかりそうですが、場所がいいので、しっかり直す前提でもう少し検討してみたいと思える物件でした。

買付提出

周辺の家賃相場は同程度の物件で月9万円ほど。近隣の不動産会社に問い合わせても最低でも8万円くらいは硬いと思える物件でした。これを表面利回り20%で回すとして、480万円がこの物件にかけられる総投資費用ということになりそうです。

480万円から250万円をひいて、諸経費を除くと200万円くらいが買える値段かな、ということになりますので、そのまま200万円で買い付けを入れました。

買付拒否、さて値段をあげるか??

買い付けは入れましたが、売り主である業者からは残念ながらご了解はいただけませんでした。ただ、250万円で買ったとしても15%以上で回るので、私としては「あり」なラインです。250万円満額での買い付け再提示をすぐに検討し、提出をしました。

さぁ、さっそく詳細見積もりを出してリフォーム着工するぞ!と思って準備を始めようとしたところ、意外な反応が業者からはありました。

「売り出しをやめました」

業者から突然電話があり売り出すのをやめたとのこと。売り主=業者なのでそれはないでしょう、ということで話をしましたが、こうなってしまうと先方のほうが強いです。

特に明確な理由の提示もなく、この話は終わったかのように思われました。

物件復活、でも値段が上がってる!!

その後、不動産ジャパンを見ていると、800万円の物件を発見、開いてみるとあの物件ではありませんか!?周辺と同じような利回り12%くらいで出しなおされていました。。。

今思えば、当方の50万円引きの根拠を説明した時の内容を使って、値段をあげられてしまったのかもしれません。私の友達が、問い合わせたところ、相変わらず「まだ行ったことないです」との反応だったとのことです。

今回の反省

今思えば満額の買い付け証明書を直接持ち込んで、売り渡し証明書をその場で発行してもらう、というひと手間をかけるべきでした。悔やんでも悔やみきれません。

そして必要以上に指値の根拠も語る必要はありませんね。また、指値の根拠は業者さんに伝えるときは脚色したほうが良いことも今回学びました。。

今回は残念な報告になってしまいましたが、皆さんの参考にしてください!ではまた!!

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